水をいれる皿はハリネズミにとってみれば重要なライフラインである。 健康を保つ上では清潔な水をつねに与えられる環境を整備してあげることが望ましい。 今回はハリネズミの水入れとして薦められるものを書いてみよう。
小鳥タンク
小鳥タンクとは本来その名のごとく小鳥のための水入れである。 この小鳥タンクは飲み口から飲む事でその分タンク部分から流れ出て常に一定量飲み口部分に貯まる状態になっているのだ。 後ろのタンク部分には250g程度の量の水が入る。
なぜハリネズミに小鳥タンクが薦められるか
ハリネズミは不器用で鈍くさい愛らしい動物である。 そのため、ハリネズミに与えるべき用品はバリアフリー(ハリネズミにとって障害となるものがない)なものが適切だと考える。 小鳥タンクはまさにそのような商品である。
小鳥タンクのメリットとデメリット
メリット | ・倒しにくい ・小さな子でも飲みやすい ・量が多く入る ・ケージを選ばない ・床材等の異物が混入しにくい |
デメリット | ・量が多く入るため不潔になりやすい ・構造上汚れがたまりやすい箇所がある |
メリットの多くはウォーターボトルとも共通するものである
この小鳥タンクがウォーターボトルに勝る点としてはやはり個体を選ばず、気軽に使えるというところだと思う。 ウォーターボトルの場合はそもそも設置が出来ない場合もある。そして、子によってはなかなかそこから水が出るというのを覚えてくれないこともある。そして不器用な子だとなかなか飲めずにいることも多くある。 だが小鳥タンクはもうその場に水があるのだ!水があるのに飲めない子はいない。そして飲み口の高さも低いのである。赤ちゃんであっても問題なく飲む事ができる。これはもうハリネズミタンクと言っても過言ではないだろう。
デメリットもないわけではない
こちらはすべて飼い主の問題である。小鳥タンクは内部でつながっているため飲むことで口内の雑菌が小鳥タンク全体に行き渡ってしまうのだ。これはいわば人間がペットボトルに口をつけて飲むことと同じことだ。雑菌がはびこってしまうのである。 特に夏場には一日経過しただけで異臭を漂わせる水が誕生してしまうため、頻繁な交換が必要になる。
まとめ
小鳥タンクはハリネズミにとても有効な水入れとして機能してくれること請け合いである。 しかし、大量に入るからといって放置していると雑菌の温床になってしまうため頻繁な交換が不可欠である。