ハリネズミの飼育環境は日に日に良くなっています。 それはハリネズミの飼育本やフードの充実、対応する動物病院の増加等があげられると思います。 そうであればハリネズミの寿命もまた延びているのではないのではないでしょうか。
ペットの寿命
一般的に時代が進むにつれて寿命は延びていきます。 飼育環境の良化、フードや医療技術の充実が理由として挙げられるでしょう。 これは犬や猫が昔に比べて大きく延びていることからわかることでしょう。
当時のハリネズミの寿命
ハリネズミの寿命は手に入る限り一番古かった飼育本である『ハリネズミクラブ』では「飼育下では6~10年生きると考えられている」と書かれています。 これはこの当時にはまだそこまで長く飼育されたことが少なかったからこのような記述になったのでしょう。 同書では当時の長期飼育記録として7年2ヶ月という記録も紹介しています。 このことから、この当時においては7年というのが非常に長寿であったことがわかります。
現在のハリネズミの寿命
ハリネズミは平均4~6年生きるといわれます出典:『ハリネズミ完全飼育』
ハリネズミ飼育のバイブルとも呼ばれる『ザ・ハリネズミ』の後継ともいえる『ハリネズミ完全飼育』では4~6年と書かれています。 話で聞く限りでもこの程度の年齢まで生きている個体が多くいると感じます。 長寿な個体ですと10年程度生きることもあります。 これは極めて稀なケースであるのでその例は多くありません。
ハリネズミの寿命の発展
『ハリネズミクラブ』が初版が1997年である。 この頃から20年以上の月日が経った。 この当時に6~10年ほど生きることが予期されていた。 それが現在において実現されたともいえるだろう。 その当時の動物園において動物飼育のプロが飼育しても7年程度で生涯を終えていたハリネズミが現在においては一般の飼い主でも10年に延ばすことが出来たのである。 大変な進歩であるといえるでしょう。 このように徐々に延びている寿命はこのまま『ハリネズミクラブ』の記述のように6~10年ほど普通に生きる時代くるのではないでしょうか。