イギリスでハリネズミに花火をつけて発火させる悲しい事件…

動物に花火をつける事件が多発!?

地元のイギリス南リブル警察によると、ランカシャー州ロングトンのペンドルベリー・クローズという場所で金曜日(11月8日)の夜に起こったそうです。 南リブル警察のFacebookに投稿すると、ハリネズミは「怪我が酷いため殺さなければならなかった」と言い、「大きな悲しみ」と付け加えました。 目撃者または情報を持っている人に連絡を取るように依頼しました。 RSPCA(英国王立動物虐待防止協会)の広報担当者は、「この恐ろしい事件を非常に心配している」と述べています。 「悲しいことに、花火をペットや野生生物に対して乱用している人々がいると通報を受けています」とのことです。 また「誰が花火をハリネズミにつけたかを知っている人がいるなら皆が警察かRSPCAに電話するように促すだろう」と言ったとのことです。

イギリスにおいてのハリネズミ

ハリネズミ飼われてる方はご存知かもしれませんが イギリスにはハリネズミが野生にいます。 種類は日本で飼われているヨツユビハリネズミと違い 全体的に黒くて大柄なナミハリネズミです。 だいたいヨツユビハリネズミが400g〜700g程度と言われる中で ナミハリネズミは600g〜1200gと言われるので大きいのが分かると思います。 またナミハリネズミはヨーロッパからロシアの北西部にかけて生息しているため ヨツユビハリネズミと違い、冬眠することも特徴です。

ヨツユビハリネズミが冬眠しないので、日本の気候には合いません。
ちなみにナミハリネズミを含めた多くのハリネズミは冬眠するため、日本の環境での生息が容易という判断から日本では輸入規制がかかっています。
ヨツユビハリネズミ
ナミハリネズミ

減っているナミハリネズミの数

たまにニュースになりますが現在イギリス含めヨーロッパの各地でハリネズミが減っているそうです。 原因は農業用地の開発などによる生息地の減少や天敵の増加などにあると言われます。 1950年代には3000万匹いた野生のハリネズミも最新の調査結果によると100万匹に満たないとか。 車に轢かれるハリネズミがイギリスでは問題になりましたが 近年は数が現象したためその事故数も減っているそうです。 hedgehogという名称も生垣(hedge)に住む豚(hog)から取られている事で有名ですが現在は生垣自体も減ってきたとか…。

ハリネズミ先進国であるイギリスの悲しい事件でした。

イギリスではハリネズミ保護協会というものがあります。 その名の通り、ハリネズミ保護を目的にした協会なのですが そんな国で何故!?って感じですね。 ただ国とか関係なくそういう人はきっとどの国にもいるんだと思います。 イギリスの動物虐待による最高懲役は5年、日本は現在3年で今度の改正で5年になるそうです。

昨日、動物取扱責任者の講習で知りました(笑)
どこの国においても動物虐待の被害が減ることを心より祈ります…。
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